GTS厳選について

 第七世代から導入された「すごいとっくん」のおかげで、GTS厳選は大幅に楽になった。めざめるパワーを考慮しなければ、ごく一部の例外を除いて性格が一致しているだけで充分であるからだ。今回は、準伝説ポケモンの厳選方法としてかなり手軽な方法であると思われるGTS厳選について少し考えたことを述べていく。

 

GTS厳選とは

 そもそもの話であるが、一応説明しておこう。まず、欲しいポケモンを設定して自分のポケモンを預け、交換が成立したら引き取り、個体を確認。目当てのもの(主に性格)でなければ再び自分のポケモンを預け・・・、というのを繰り返して目当ての個体を手に入れる方法。言い方は悪いが、不特定多数の人から同種族のポケモンを多数まきあげて行う厳選方法というのがわかりやすいかもしれない。なお、この際預ける自分のポケモンルカリオのような一般人気が非常に高いながらも、入手がややめんどくさいポケモンが効果的であり、交換がすぐに成立することが多い。

 

・ウルトラサンムーンでのGTS厳選のねらい目

 先にも述べたように、めざパが必須のポケモンは難易度が高いため、めざパが採用候補にならない、なりにくいポケモンがおすすめ。特に、片バージョンにしか出てこないながらも有用な性格が複数あるヒードランは筆頭のねらい目ではないだろうか。

 

GTS厳選の是非

 ここからが本題である。GTSで手に入れたポケモンは、当然であるが元をたどれば見ず知らずの他人が捕まえた個体である。そして、それが改造やコピーなどの不正行為をして作られた個体であるかというのはゲームの画面に映る情報からだけでは完全に判別することはできない。そのため、GTSで手に入れた個体を対人戦で使うということは、非正規個体を使用していないとは言い切れない行為である。

 以上のことから、対人戦で使用する個体は自己産や、信頼できる身内産のものしか使わないという人も存在する。このような姿勢からは絶対に自分は不正に手を染めないという決意が感じられ、素晴らしいものである。そして、全てのプレイヤーが可能であればこうなるべきなのかもしれない。

 

GTSを使うこと自体

 一方で、GTSを使うこと自体はソフトに内蔵された機能を使っているだけであるから問題はないと考える人が大多数であろう。対戦を中心に行っている人の中では、ポイントマックスを手に入れるためのIDくじのために、GTSやミラクル交換で不特定多数のプレイヤーのIDを集めてボックス内にストックしてあるという人も多いだろう。つまり、「知らない人産の正規と断言できない個体」を持っている人はたくさんいる。そんな状態でオンラインの対人戦を行うことはどうなのか、対戦で使用しなくても非正規個体をボックスに入れたロムで対戦することは問題ないのか、さらに非正規個体のIDで当選したポイントマックスを使用した自己産の個体を対戦で使うことはどうなのかと、GTSおよびミラクル交換を行えばいくらでも因縁をつけられる状態になってしまう。

 

・正規の証明は難しい

 そもそも、孵化厳選や準伝厳選の様子を配信したり録画しない限り、自己産の個体であっても他人に正規の個体であるという証明をすることはできない。信頼していた身内産の個体も当然同じであるし、GTS産であっても差はない。つまり、全ての人を納得させることができる確固たる証拠が用意できない限り、自分の中にしか正規個体であるという確証は持てないのである。オンライン対戦を行う場合、不特定多数の人が相手であるため、「自分の中でだけでも」というのはただの自己満足に過ぎないのではないだろうか。

 

・個人的見解

 結局、各自の判断に任せるしかないのではないだろうか。自己産、身内産しか使わないというポリシーの人はそれでよいと思うし、GTS産を使うことにためらいがなければ使っても良いのではないか。そこに正規個体であるという「普遍的」な証明を提示できるケースは稀であるし。ただ、GTS産を全て「非正規だ」と言うのは間違っているし、そう言うなら自分が使用している個体が正規であるという証明が常にできなければいけないだろう。